洋書屋トトの読書生活

トトは古代エジプトの知識の神。この世のあらゆる知識を込めた42冊の本を書いたとされています。

強さについて 「眠られぬ夜のために」9月24日

この世で最後に競技場に残るのはつねに一番強いものだということは、まさしく本当である。だが、その強さというのは、過大視された人間の力のことではなく、依りたのむ弱い者たちを助ける神の世界秩序である。「眠られぬ夜のために」9月24日より 「『主は、…

敵対心について 「眠られぬ夜のために」9月23日

最初の青年期を終えたばかりの、自然のままの人間の心にはすべて、経験の結果として、人間一般に対する根深い怒りの核がひそんでいる。これは神の恵みを通じて残らず摘出されねばならない。「眠られぬ夜のために」9月23日より 「また群衆はイエスにさわろう…

前払いについて 「眠られぬ夜のために」9月22日

私はもう給金を前払いで貰っている「眠られぬ夜のために」9月22日より 私たちはすでに神より恩寵を受けている。 そう、神に立ち返ったときに、これからいただくのではなく、返していかなければならない。それでも神に立ち返らないということは、、大きな負債…

自分の支配について 「眠られぬ夜のために」9月21日

どのような悪に対しても、静かな抵抗が最もよく勝利をおさめるものである「眠られぬ夜のために」9月21日より

忘恩について 「眠られぬ夜のために」9月20日

忘恩者には忍耐をもってのぞみ、また感謝することを知っている人をそれだけ尊重するのが正しいであろう。「眠られぬ夜のために」9月20日より

不幸について 「眠られぬ夜のために」9月19日

不幸は、(逆説的に聞こえるかもしれないが)人生の幸福にぜひとも必要なものである。「眠られぬ夜のために」9月19日より 幸せは誰でも望むが、将来の幸せの代償として、今、不幸が現れるとしても望むだろうか。しかも不幸の真っ只中では、将来その不幸が、…

人生哲学について 「眠られぬ夜のために」9月 18日

「成功の秘訣は目的に対する不動の心である(ディスレリー)」「眠られぬ夜のために」9月18日より

キリスト教について 「眠られぬ夜のために」9月17日

Photo by K. Mitch Hodge on Unsplash キリスト教とはいったい何かということを、方々たずねまわる人があったとすればmその人は真のキリスト教を求めていないのだといっても、おそらく間違いではあるまい。「眠られぬ夜のために」9月17日より わたしは本当に…

歴史について 「眠られぬ夜のために」9月16日

最も確実な、常に目の前に生きている信仰は、歴史に基づく信仰である。「眠られぬ夜のために」9月16日より 信仰について、もし不安になったときに、振り返るべきは思想より、その歴史に明らかということ。イスラエルの民族は何千年とその命を繋いできている…

屈辱について 「眠られぬ夜のために」9月15日

もしあなたが屈辱のなかに、あとでそれだけ多くの恵みを授けようと願っていられる神の御手をみとめて、その屈辱をよろこんで受け入れることができるならば、あなたはすでに大きな進歩をとげたのである。「眠られぬ夜のために」9月15日より 聖書からの引用 「…

信頼について 「眠られぬ夜のために」9月14日

人間に対する信頼と神に対する信頼とは、経験上、一致しない。「眠られぬ夜のために」9月14日より 神に対する信頼とは、信仰によるものだが、何かしらの苦難が伴うだろう。神の国で苦難を受けないために。 聖書からの引用 「シオンは言う。 主はわたしを見捨…

判断について 「眠られぬ夜のために」9月13日

自分が体験するすべてのことについて、即座に判断を下さなければならぬと思っている、たとえば、初めて会ったすべての人について、また二、三ページめくっただけのすべての書物についても。「眠られぬ夜のために」9月13日より 早計な判断をすることで、自身…

幸せについて 「眠られぬ夜のために」9月12日

この世で幸福以上のなにかを求める人は、幸福が彼の分前とならなくても、不平を言ってはならない(エマソン)。「眠られぬ夜のために」9月12日より 幸福を求めるか求めないか、ということか。その資格のないものは、最初から幸福など望むべきでない。

人間愛について 「眠られぬ夜のために」9月11日

いわゆる人間愛は、すべて神に対する強い愛という根底がなければ、単なる幻想であり、自己欺瞞にすぎない。「眠られぬ夜のために」9月11日より 私は自分を愛してくれるものだけを愛す。そしてそれが変わってしまった場合、いつでもその愛を無くすことをして…

精神的生活について 「眠られぬ夜のために」9月10日

単なる「精神的生活」は、この世では恐るべきものである。それはともすると人の心に空虚感と他人に対する冷淡、酷薄の感情を生み出す。「眠られぬ夜のために」9月10日より

あわれみの心について 「眠られぬ夜のために」9月9日

賢明な人たちはかえって、人間軽蔑という限りなく憂うつな、自分の魂をひどく損なう感情に、とらわれやすいが、それを救ってくれるのは、ただあわれみの心だけである。「眠られぬ夜のために」9月9日より

神性について 「眠られぬ夜のために」9月8日

キリストの神性について議論するのは全く無益なことである。キリストの生涯の秘密は究められないし、また究むべきではない。「眠られぬ夜のために」9月8日より 「すべてのことは、父からわたしに任せられています。父のほかに、子がどういう者であるかを知る…

内的進歩について 「眠られぬ夜のために」9月7日

魂がその生まれたままの本性を克服して、卑しい傾向や欲望を拒否したときに、曙光があらわれて魂を照らす。「眠られぬ夜のために」9月7日より 燃えた火が消えてしまうことは、よくある。あの燃え方が嘘のように。しかし、炭のようにいつまでも永く燃える心の…

謙遜について 「眠られぬ夜のために」9月6日

謙遜は、人間の心のあらゆる性質のなかで、おそらく一番生得の性質から遠いものであろう。「眠られぬ夜のために」9月6日より よくあるのは自分が高ぶっていると思われたくない、という思いから来ている。それは本当の謙遜ではないを自身の力について、それは…

法について 「眠られぬ夜のために」9月5日

法そのものは、今も昔も、真実といつわりの奇妙な混り物である。「眠られぬ夜のために」9月5日より ダンテ 神曲 地獄篇第九歌55-105 身をめぐらし後にむかひて目を閉ぢよ、若しゴルゴンあらはれ、汝これを見ば、再び上に歸らんすべなし 五五―五七 師はかくい…

健康について 「眠られぬ夜のために」9月4日

あなたよりずっと前に、ひとりのお方が答えられ、その後無数の人びとがそうしてきた言葉をもって、静かに答えなさい「眠られぬ夜のために」9月4日より 聖書からの引用 「さて、そこに三十八年も病気で苦しんでいる人がいた。 イエスは、その人が横たわってい…

無気力について 「眠られぬ夜のために」9月3日

このような無気力は、明らかには存在しない事柄に対する気違いじみた不安にまで高まることもあり、またしばしば差し迫った災難に対する真の予感であることもある。「眠られぬ夜のために」9月3日より 聖書からの引用 「また、あの啓示された事があまりにもす…

神経の病気について 「眠られぬ夜のために」9月2日

最上の治療が行われるのは、患者が本当に強いまことの信仰と、治ったなら自分の生命をこれまでよりも立派に使いたいという断固とした決心とを抱いて、実際に親切な気高い心の医師のもとを訪れる場合である。「眠られぬ夜のために」9月2日より 聖書からの引用…

赦しについて 「眠られぬ夜のために」9月1日

神はどんな後悔でも聞き入れてくださる。「眠られぬ夜のために」9月1日より 今日も私たちは罪を犯した。明日もきっと罪を犯す。 だからといって、諦めてはいけない。心から後悔し、赦しを乞おう。 聖書からの引用 「主は言われる、さあ、われわれは互に論じ…

真理の種子について 「眠られぬ夜のために」8月31日

Photo by Jeremy Bishop on Unsplash 永遠の真理の新しい、実り豊かな種子がわれわれの心に落ちて、そこに根をおろすことができるには、その前に不安という鋭い、深く切り込む棃の刃が、われわれの心のあとからあとから生じる硬い殻を、いくども切り開かねば…

善について 「眠られぬ夜のために」8月30日

すべての善は信仰によってわれわれのうちに生じるということである。「眠られぬ夜のために」 8月30日より 善は生まれにくく、育つのも遅い。しかしそれは私たちが自ら、起こそうとすれば難しいだけで、神に頼るなら、あとは心を開いていけばいい。 聖書から…

世間について 「眠られぬ夜のために」8月29日

力強い善人にならなくてはならない。「眠られぬ夜のために」 8月29日より 世間は、大きな敵である。屈服してしまったことは数え切れない。その世間の代表格が身内なのかもしれない。たとえ世間をはねつけても、身内のものをはねつけることは難しい。 聖書か…

目的について 「眠られぬ夜のために」8月28日

人間の生活は、それになにか正しい目的がなくてはならないというのなら、たえず神の慈愛を受け、それを他にわかつということでなければならない。「眠られぬ夜のために」 8月28日より 真の人生の目的とは、自覚できるのだろうか。何か目的に向かって進んでい…

求めることを、まず欲する

マタイの福音書、山上の説教の中の一節。祈りながら、ふと気が付く。「自分はそれを本当に求めているのだろうか」 門をたたくには、勇気がいるものだ。大きな音をたてて叩くには、自分は絶対そこに入りたいのだ、という意思表明だからだ。入っても入らなくて…

経験と信仰について 「眠られぬ夜のために」8月27日

神とその支配とはゆるぎない事実であり、また自分の内的生活におけるあらゆる真の進歩も同様に一つの出来事であって、獲得された知識や、まして単なる観念では決していないということが、自分の経験によって分かったときに初めて、人は本当の信仰に到達sるの…