洋書屋トトの読書生活

トトは古代エジプトの知識の神。この世のあらゆる知識を込めた42冊の本を書いたとされています。

『幻の女』(ウイリアム アイリッシュ)

妻と喧嘩し、あてもなく街をさまよっていた男は、風変りな帽子をかぶった見ず知らずの女に出会う。彼は気晴らしにその女を誘って食事をし、劇場でショーを観て、酒を飲んで別れた。その後、帰宅した男を待っていたのは、絞殺された妻の死体と刑事たちだった!…

『舟を編む』(三浦しをん)

あなたには何か夢中になれるもの、これがあれば他は何もいらないというもの、人生をかけることができるものがあるでしょうか。 『舟を編む』は辞書づくりに人生をかけた人たちの物語。まさに生きることと辞書を作ることが一致している特異な人が主人公。彼の…

『The Chalk Man 』(C. J. Tudor)

それは、ほんのゲームのはずだった…。 いつ始まってしまったのだろう。 僕らがチョークマンを描きだした時なのか? 現実にチョークマンが現れだした時なのか? あの陰惨な事故からか? それとも、僕らが一人目の死体を見つけたあの時…? (商品解説より翻訳、…

『Divergent』(Veronica Roth)

世界は「性格」によって、“無欲”、“高潔”、“博学”、“平和”、“勇敢”の五派閥に分けられた。16歳、選択儀式にのぞみ、所属する派閥を決めねばならない。しかし運命を決する適性テストで下された診断は、いくつもの派に適性のある異端者(ダイバージェント)。そ…

『Where the Crawdads Sing (日本語訳書名:ザリガニの鳴くところ)』(Delia Owens )

ノースカロライナ州の湿地で男の死体が発見された。人々は「湿地の少女」に疑いの目を向ける。6歳で家族に見捨てられたときから、カイアはたったひとりで生きなければならなかった。読み書きを教えてくれた少年テイトに恋心を抱くが、彼は大学進学のため彼…

『The Testaments』(日本語訳書名:誓願)(Margaret Atwood

『侍女の物語』続篇 ブッカー賞受賞作 侍女 オブフレッドの物語から15年後。 侍女の指導にあたっていた小母リディアは、司令官たちを掌握し、ギレアデ共和国を操る権力を持つまでになっていた。 司令官の娘として大切に育てられるアグネスは、将来よき妻とな…

『A cold heart』 (Jonathan Kellerman)

LA市警 殺人捜査官のMilo Sturgisは、友人の臨床心理医のAlex Delawareをあるギャラリーに呼んだ。そこでは、有望な若いアーティストの絞殺死体が。 Alexは事件現場をみて、衝動的犯罪ではなく連続殺人の可能性を読み取った。その予想はある有名なギタリスト…

Amazon Kindle VoyageとOasisについて

素晴らしい端末「Amazon Kindle Voyage」 6年前にAmazon Kindleの読書端末、 Voyageを買いました。Voyageの特徴は左右どちらも、画面横に「戻るボタン」と「進むボタン」があること。 画面をタッチする遷移も可能ですが、いちいち指を離さずとも持っている状…

Amplenoteを試用しています

Amplenote: Best Note-taking App for To-do Lists & Calendar Scheduling 現在、百花繚乱な感のあるノート管理+情報・ナレッジマネジメントサービス。RoamResearchやObsidianが盛り上がっているなか、今はとくにLogseqの人気が上がってきているようです。 …

ヘーゲル「精神現象学」入門

ヘーゲル「精神現象学」入門 入門、といえど分かりやすいわけではない。もちろん私の読解力が弱いからだけど。 文中で引用されているのは、著者 長谷川宏氏自身の訳書から。 その訳書と一緒にあると、さらにわかりやすいのかも。

敵について 「眠られぬ夜のために」10月14日

「敵を愛する」というのは、キリスト教の教義が大いに自慢のたねにする美しい言葉である。「眠られぬ夜のために」10月14日より 実際に、敵を愛するとはどういうことなのか。どの程度のレベルの敵まで、愛そうと私たちはできるのだろう。

真実を語ることについて 「眠られぬ夜のために」10月13日

われわれはたいていあまりに速く、あまりに多く語りすぎる。「眠られぬ夜のために」10月13日より 「彼らの律法学者のようにではなく、権威ある者としてお教えになったからである。」 ‭‭マタイによる福音書‬ ‭7:29‬ ‭新共同訳‬‬ https://bible.com/bible/1819…

堅固な信仰について 「眠られぬ夜のために」10月12日

どんなに堅固な信仰でも、時おり、くり返し、、あらためて吟味され、いわば、ゆり覚まされねばならない。「眠られぬ夜のために」10月12日より 「わたしたちは、あなたがたおのおのが最後まで希望を持ち続けるために、同じ熱心さを示してもらいたいと思います…

苦味について 「眠られぬ夜のために」10月11日

どんな大きな成功にも、神は必ず一滴の苦味を添えずにはおかない。それがあなたを損なうことのないために。「眠られぬ夜のために」10月11日より ここにも、私たちの弱さが見える。少し成功したり上手くいけば、神を顧みなくなる。この成功は神なくしては無か…

キリスト論について 「眠られぬ夜のために」10月10日

このような教理問答の公式をあまり気にしないがよい、むしろキリストみずからが自分について述べていることに頼るがよい。「眠られぬ夜のために」10月10日より 「言っておくが、あなたがたの義が律法学者やファリサイ派の人々の義にまさっていなければ、あな…

自然な要求について 「眠られぬ夜のために」10月9日

キリスト教の要求が、人間にとって自然になり、すべての自然なものと同じく、親しみやすく、自明なものとならねばならない。「眠られぬ夜のために」10月9日より 人生の目的、すなわち、キリスト教が私たちに求めるものを、自然に実行できる人となること。生…

支配者について 「眠られぬ夜のために」10月8日

支配者がもはや自分の事は少しも念頭になく、もっぱら全ての人の僕となることにある。「眠られぬ夜のために」10月8日より 上に立つ立場の人は、自分の事は一切考えず、下の人の(しもべ)になるつもりで接すること。

愛の国について 「眠られぬ夜のために」10月7日

ひとたび完全に愛の国に入ってしまったら、この世はどんなに不完全であっても、美しくかつ豊かなものとなる。 「眠られぬ夜のために」10月7日より 愛を行う機会は、なるほど毎日訪れる。しかし行えることはまれである。なぜ、これほどの機会がありながら、実…

病的なものについて 「眠られぬ夜のために」10月6日

キリスト教がすべて不健康なもの、病的なものに打ち勝つためには、それ自身がらあくまで健全でなくてはならない。 「眠られぬ夜のために」10月6日より 世の中の健全な信徒、健全な教会はどれくらいだろう。

賜物について 「眠られぬ夜のために」10月5日

人間が神にささげることよできる唯一の贈り物は人間の意志であり、神が価値をおかれるのもこの贈り物だけである 「眠られぬ夜のために」10月5日より 自分の能力の限り、求めよう。すべて人が求めることができるものは、神に起因する。 「わたしが、あなたの…

平安について 「眠られぬ夜のために」10月4日

彼らの中には、それによって慰めにみちた確信が得られ、彼らに欠けている魂の平和、さらに健康までもが得られるならば、どんな困難な努力もいとわぬ覚悟の人も少なくない。「眠られぬ夜のために」10月4日より 心の平和が得られるかどうか、それはどこまで見…

預言について 「眠られぬ夜のために」10月3日

このような神秘めいたことには、つねに嫌悪をいだいていた。「眠られぬ夜のために」10月3日より 私は預言(予言)というものは信じることができない。その存在が信じられないというよりは、この今の時代に予言されることが、未来のことを伝えるというより、…

善事について 「眠られぬ夜のために」10月2日

自分の才能を高め、老年にいたるまで保っていたいと願うなら、多くの善事をなさなければならない。これが最も確かな方法である。「眠られぬ夜のために」10月2日より 人生で、自分が何を本当になしとげたいか。これをずっと探していた。神に出会う前は、家族…

中間の道について 「眠られぬ夜のために」10月1日

人生を強く堪えぬくには次の二つの道がある。その一つは.、世の狼どもと一緒に咆え、目の前にありながら万人に行きわたらない生の享楽の分前を得ようと猛然と噛み合う生き方である。…もう一つ、神との本当の、誠実な、しかも喜びにみちた交わりにまで精神を…

苦難のあとの祝福について 「眠られぬ夜のために」9月30日

苦難のあとの幸福は最もさわやかで、危険も一番すくない。「眠られぬ夜のために」9月30日より

困難な出来事について 「眠られぬ夜のために」9月29日

困難な事件が起こったら、第一に、知性を用いて、正しい道を見出そうと努めなければならない。第二に、全き叡智(神)にたずねることの可能性が信じられるならば、それを用いなければならない。「眠られぬ夜のために」9月29日より 「主の慈しみに生きる者の…

欠点の指摘について 「眠られぬ夜のために」9月28日

全く気高い、そして同時に一般にいくらか感じやすい性質の人びとに対しては、彼らの宗教的または哲学的信念の、あるいはその道徳的生活のなんらかの欠点を、決してじかに非難してはならない。「眠られぬ夜のために」9月28日より

神との交わりについて 「眠られぬ夜のために」9月27日

神のあらゆる被造物との交わりにおける唯一の正しい原則は、なにものをも不必要に苦しめず、すべてのものに同情を寄せ、すべての人に平安と生きる喜びを与えること、しかも、だれもが自分の務めを果し、単に享楽のために生きるな、と要求することである。「…

お金について 「眠られぬ夜のために」9月26日

たくさんの金を儲けたという人の話を聞くと(今日ではとくに工業や商業の社会でよく起こることだが)、その金で彼はなにをするのだろうか、という疑問をすぐ抱かざるをえない。「眠られぬ夜のために」9月26日より 「そこで、わたしは言っておくが、不正にま…

渇きについて 「眠られぬ夜のために」9月25日

キリスト教は、すべての気高い性質をもっている人間の、真理と心のまったき平安とに対する渇望をいやすことができるという、この経験上の証明にまさる、、その真理の証明は他にない。「眠られぬ夜のために」9月25日より