洋書屋トトの読書生活

トトは古代エジプトの知識の神。この世のあらゆる知識を込めた42冊の本を書いたとされています。

2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『幻の女』(ウイリアム アイリッシュ)

妻と喧嘩し、あてもなく街をさまよっていた男は、風変りな帽子をかぶった見ず知らずの女に出会う。彼は気晴らしにその女を誘って食事をし、劇場でショーを観て、酒を飲んで別れた。その後、帰宅した男を待っていたのは、絞殺された妻の死体と刑事たちだった!…

『舟を編む』(三浦しをん)

あなたには何か夢中になれるもの、これがあれば他は何もいらないというもの、人生をかけることができるものがあるでしょうか。 『舟を編む』は辞書づくりに人生をかけた人たちの物語。まさに生きることと辞書を作ることが一致している特異な人が主人公。彼の…

『The Chalk Man 』(C. J. Tudor)

それは、ほんのゲームのはずだった…。 いつ始まってしまったのだろう。 僕らがチョークマンを描きだした時なのか? 現実にチョークマンが現れだした時なのか? あの陰惨な事故からか? それとも、僕らが一人目の死体を見つけたあの時…? (商品解説より翻訳、…

『Divergent』(Veronica Roth)

世界は「性格」によって、“無欲”、“高潔”、“博学”、“平和”、“勇敢”の五派閥に分けられた。16歳、選択儀式にのぞみ、所属する派閥を決めねばならない。しかし運命を決する適性テストで下された診断は、いくつもの派に適性のある異端者(ダイバージェント)。そ…

『Where the Crawdads Sing (日本語訳書名:ザリガニの鳴くところ)』(Delia Owens )

ノースカロライナ州の湿地で男の死体が発見された。人々は「湿地の少女」に疑いの目を向ける。6歳で家族に見捨てられたときから、カイアはたったひとりで生きなければならなかった。読み書きを教えてくれた少年テイトに恋心を抱くが、彼は大学進学のため彼…

『The Testaments』(日本語訳書名:誓願)(Margaret Atwood

『侍女の物語』続篇 ブッカー賞受賞作 侍女 オブフレッドの物語から15年後。 侍女の指導にあたっていた小母リディアは、司令官たちを掌握し、ギレアデ共和国を操る権力を持つまでになっていた。 司令官の娘として大切に育てられるアグネスは、将来よき妻とな…

『A cold heart』 (Jonathan Kellerman)

LA市警 殺人捜査官のMilo Sturgisは、友人の臨床心理医のAlex Delawareをあるギャラリーに呼んだ。そこでは、有望な若いアーティストの絞殺死体が。 Alexは事件現場をみて、衝動的犯罪ではなく連続殺人の可能性を読み取った。その予想はある有名なギタリスト…

Amazon Kindle VoyageとOasisについて

素晴らしい端末「Amazon Kindle Voyage」 6年前にAmazon Kindleの読書端末、 Voyageを買いました。Voyageの特徴は左右どちらも、画面横に「戻るボタン」と「進むボタン」があること。 画面をタッチする遷移も可能ですが、いちいち指を離さずとも持っている状…